デジタル放射温度センサ【 F T シリーズ】
高速温度管理
温度管理用途
高周波誘導加熱 ガラス溶着
押し出し成形 ガラス徐冷
焼入れ ランプ点灯時の温度測定
乾燥工程 半田付け
4
温度管理用途
高周波誘導加熱 ガラス溶着
押し出し成形 ガラス徐冷
焼入れ ランプ点灯時の温度測定
乾燥工程 半田付け
4
デジタル放 射 温 度センサ F T シリーズ
キーエンスのデジタル放射温度センサFTシリーズなら
放射率の設定が非常に簡単です。
[放射率の簡単設定方法]
① 放射率が分かっている場合:その放射率をアンプに入力してください。
② 放射率が分からない場合:2つの方法があります。
設定方法 A 「 検出体の現在温度」をアンプユニットに入力するだけで、放射率が自動設定されます。
1 熱電対や接触式温度計を使用して、対象物の温度を 2 FTのアンプユニ トに検出体の現在温度
ッ (324.8)
℃を
確認します。 ダイ ト入力し、
レク SETボタンを押します。
表面温度 ① 表面温度をダイレクトに
温度計の表示値
入力します。
324.8
放射率
②「SET」
ボタンを押すと、
表面温度 自動で最適な放射率を
計算し、 設定します。
成形機の表面温度を測定 放射率
⇒設定完了
設定方法 B 「黒体スプレーや黒体テープ」
放射率が決まっている を使用します。
1 オプション販売している黒体スプ
黒体スプレー 黒体テープ
レーを視野範囲分だけ塗布したり、 (OP-96929) (OP-91147)
黒体テープを視野範囲分だけ貼り付
けたりします。
2 上記の放射率をボタン操作で入力し
ます。
放射率:0.94 放射率:0.95
3 黒体スプレーを塗布または黒体テー
耐熱温度:550℃ 耐熱温度:180℃
プを貼り付けた箇所の温度をFTで ※サイズ:幅50mm×長さ10m
検出します。
04
デジタル放射温度センサ
NEW
FTシリーズ
放射温度センサラ ンナ プ
イッ
中低温 小スポッ
・ ト
FT-H10 中低温 中距離
・ FT-H20 中低温 長距離
・ FT-H30 中低温 超長距離
・ 高温 超長距離
・ FT-H50 NEW
高温 中距離
・ FT-H50K NEW
FT-H40K NEW
高温タ プ 新登場
イ
非接触で 「表面温度」が見える
デジ ル放射温度セ
タ ンサFTシ ーズに
リ
高温タ プ
イ と超長距離タ プを追加ラ ンナ プ
イ イッ
センサヘッド
高温タ プ
イ
NEW NEW
高温超長距離 高温中距離
FT-H50K FT-H40K
センサヘッド
中低温タ プ
イ
NEW
中低温超長距離 中低温長距離 中低温中距離 中低温小スポット
FT-H50 FT-H30 FT-H20 FT-H10
2
キ ーエ ンス なら
・・・
高 速応答 (最速15ms)
●
小 型非接触
● が特長の
検出範囲が見える
●
デジタル放射温度センサをラインアップしています。
用途 デジタル放射温度センサ FTシリーズは、下記のような用途に使用できます。
ホットメルトの塗布確認に 焼き菓子(クッキーなど)の焼き確認に
焼き入れ工程直後の製品の温度管理に ガラス瓶の徐冷工程に
03
1 熱電対の基礎
章
熱電対とは
1. 応答が早い。
熱電対とは二種類の異なる金属導体で構成された温
度センサのことです。主に工業用として使 用されるこ 2. -200℃∼+1700℃と広範囲の温度測定が可能。
の 熱電 対は 、他の温 度 計 水 銀 計 、
( サーミスタなど ) 3. 特定の点や小スペースでの温度測定が可能。
と比較して右のような特長があります。 4. 温度情報が電気信号(熱起電力)として検出されるの
で情報処理 解析がシンプル。
・ 5. 安価で入手しやすい。
熱電対の原理 金属A
1821 年、ドイツ人科学者ゼーベック(T.J.Seebeck) 2
が、
接点 接点
つの異なる金属をつなげて、両方の接点に温度差を与え
ると、金属の間に電圧が発生し、電流が流れることを発
見しました。この現象を発見者の名前をとって「ゼーベッ 金属B
ク効果」と言います。この回路に電流を起こさせる電力
を熱起電力(Thermoelectromotive force)と呼ばれ、そ 基準接点(T0)
測温接点 +
(T1)
の極性と大きさは2種類の導体の材質と両端の温度差 計測器
熱電対
-
のみによって定まることが確認されています。
熱電 対は前述のゼーベック効果により、 種 類の金属の接 合 部
2 (測温接点) の温 度と
T1
計測器側接点(基準接点) の温度差Tによる電圧を発生します。
T0
熱電対を使用して温度を計測する場合、計測器でこの電圧を測定します。
冷接点補償
計測器の測定方法としては、次の2種類があります。 熱電対 銅導線
+
❶ 基準接点を0℃
(冷接点補償)
にして温度を直読する方法 T 計測器
-
❷ 基準接点の気温を測り(基準接点補償)、
温度差ΔTに加算する方法
氷
氷
冷接点を測定中0℃に維持するのは大変です。端子付近
基準接点
の温度を測定し、0℃を基準とする熱起電力を加算する 0℃
基準接点補償
ことにより、測温接点の温度を求めることができます。
熱電対
+
これを基準接点補償と言います。
T 計測器
-
基準接点補償回路内蔵
熱電 対 の セ ンサ部はどこ?
上図は熱電対を熱い液体の入ったコップに挿入したイ 計測器
メージ図です。液体の中の温 度は均一に10 0℃であ 温度20℃
(均一)
ると仮定します(温度勾配がない) この時、
。 液体内の 20℃均一 → 起 動電力なし
熱電 対部分に熱 起電力は発 生しません。 起電力が
熱
80℃温度勾配あり → 80℃分の起動電力あり
発 生するのは温 度勾配がある部分のみです。熱電対
のセンサ部は熱 起電力が発 生する部分ですので、こ
の温度勾配部が熱電対のセンサ部になります。
100℃均一 → 起 動電力なし
温度100℃
(均一)
2
表面温度を手軽に管理
ast ser
高速応答 レーザポイ タ
ン
※
クラス最速 10ms
2つのレーザポイ タ※が検出範囲をはっ り示しますので、
FTシリーズでは、
温度検出を行なうサーモパイルの応答性にこだわり ン き センサの
① ②
ました。 遠赤外線吸収膜を極限まで薄く、 熱電対を幾何学的に 設置が簡単にな ます。
り
効率よく配置し、
吸収した熱を素早く確実に検出することで、
サーモ
パイルの応答性を画期的に高めています。
熱電対 遠赤外線吸収膜
約0.6mm×0.6mm
サーモパイルチ プ ッ
mm
0.6
※代表例10ms、最大15msと り
な ます。 ※クラス FDA class1,JIS クラス1 ,IEC class1
:
アンプ機能
デジ ルで見える と も
タ こ は ちろん、
使いやすさにこだわ ま
り した。
「ややこしい」 「難しい」
や を無くしつつ、
現場で使える機能を搭載しています。
表面温度をダイ トに
レク
表面温度
表示温度を直接設定可能 入力します。
物質には固有の放射率があるため、
検出体の材質に応じた放射率を設
定しなければ、 く温度を見る と
正し こ はで ませんで
き した。FTシ ーズな
リ ら
検出体の現在温度を イ ク
ダ レ ト入力するだけで、
放射率を自動演算します。
ややこしい放射率の設定で悩むこ はあ ません。
とり
放射率
「SET」 ンを押すと、
ボタ
自動で最適な放射率を
表面温度
<放射率と >
は <例> 計算し、 設定します。
温度が同じであって 材質が異なる
も、 と放 水 0.92∼0.96
:
出する遠赤外線の量が異な ます。
り 放出 プラスチッ :
ク 0.85∼0.95
量の多さに応じて、0から1の範囲で材質 ステンレス鋼 0.45
:
ごとに固有の放射率があ ます。
り セラ ッ :
ミ ク 0.90∼0.94
放射率
6
詳説
温 度計 測 の 真 髄
熱 電 対 で の 計 測 編